2015年2月27日金曜日

和の薬膳・症状編「花粉症対策」

今月の和の薬膳・症状編のテーマは「花粉症対策」。

私も以前はひどい花粉症でしたが、今はずいぶん軽くなりました。
風の強い日に何時間も外を歩いていたりすると、くしゃみが何回も続けて出たり、鼻水ずるずるしたりしますが、その程度ですみます。

春に出る花粉症などのトラブルは、冬の間の養生がポイントなので、毎年、冬の過ごし方が症状の出方に影響しているようです。


花粉症を起こす根本の原因は、体にたまった余分な水分。
体の防衛力の低下につけ込んで体に侵入した外因(花粉)が、この水と結びついて起こります。

ひとくちに花粉症といっても、体の中に熱がこもっているタイプと、冷えによって症状が出ているタイプがあります。
この日は、余分な水を出すと同時に、それぞれのタイプに合う料理や、脾肺腎を強化して根本の体質改善に役立つメニューをました。

◉花粉症対策メニューはこちら。
・新わかめとキャベツのえごま和え
・焼きたまねぎの酒粕黒ごまソース
・しいたけのくるみ味噌揚げ
・海苔ごはん
・ほうれん草のかきゆば汁
・りんごのういろう

えごま油は和え物に利用すると、コクが出ておいしいです。
アレルギーの炎症を抑えるαーリノレン酸もたっぷりとれます。

しいたけの詰め揚げ、これは間違いないおいしさ。

かき玉汁ならぬかきゆば汁も、甘くてとろっとして好きな味です。

りんごのういろうは砂糖不使用ですが、りんごジュースとレーズンの甘味で、十分満足です。

この日だけでなく、それぞれのタイプや体質に合う食材を継続して取り入れていくことが大切ですね。

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