2014年2月28日金曜日

2月の和の薬膳・基礎編

2月の和の薬膳・基礎編、終了しました。
テーマは「旧暦小正月の薬膳」。

メニューは、
・玄米小豆粥
・豆腐の黒ごまよごし
・かぶの香味漬け
・ごぼうと切り干しのそば粉揚げ
・くるみゆべし



玄米小豆粥は、食べた瞬間、ほうっと思わずため息がもれる味わい。
体のすみずみまで、ほっこり滋養される感じがします。
みなさん、何度も家でリピートしてくれているようです。

くるみゆべしは、練り加減が重要なポイント。
もうこれ以上は無理〜というぐらいまでしっかり練ることで、もっちり固まってくれます。
ただし、練りすぎても固くなりすぎるので頃合いが難しいのですね。
教室でも1回目はゆるすぎ、2回目は大成功でしたが、3回目は固すぎてしまい、私の指導力不足を実感。ここぞ!というポイントをお伝えできるようにならなくては。

今月もありがとうございました。

2014年2月26日水曜日

2月の和の薬膳・応用編

更新が遅れがちですが、2月の和の薬膳・応用編「二十四節気の食養生」終了しました。

今月の節気は「立春」と「雨水」。
この時期の食養生のテーマは「活動量が増える春に備えた体をつくる」です。


メニューはこちら。
・かぶと白菜のあちゃら漬け
・せりと厚揚げの小鍋仕立て
・里芋の道明寺揚げわかめあん
・大根共葉めし
・かぶの薄氷汁
芝麻湯





「薄氷汁」はこの時期ならではのもの。
日本らしい情緒が感じられて大好き!
(ちょっと椀に対してかぶが小さすぎですが)

今月も、モリモリモリモリモリモリいただきました!

2014年2月12日水曜日

ヨガ薬膳vol.3

今日は3回目となるヨガ&薬膳のイベントでした。

いつもながら子ども達もたくさん!
にぎやかな会です。
和気あいあい、楽しんでいただけたらよかったです。

今後も3ヶ月に1回ぐらいのペースでやりますので、ぜひお越しください。
ヨガの後(ヨガ中の写真を撮る余裕はありませんでしたぁ)、みんなでお膳でごはん。
今回は春に向けたデトックスの食事でした。

2014年2月11日火曜日

干し柿、白く粉をふく

12月の初めに、稲藁に包んだ干し柿。
↓こちらがそのときのもの。

そのままおくこと約2ヶ月。
↓こちらのように、白く粉を吹きました!


途中でいくつもつまみ食いしたので、残りはたったこれだけですが、白くなっているのわかります?

1月にはすでに白くなっているものがちらほらありましたが、ここ何日かの冷え込みでぐっと白くなったよう。
やっぱり粉をふくには寒さが必要のようです。

ではなぜ稲藁に包むといいのか。
はっきりとしたことは分かりませんが、おそらく稲藁の中に入れることで適度な湿度が保たれるため、気温がぐっと下がる時期まで、かぴかぴに乾燥することなく保存できるからではないかと思うのです。

ちなみにこの白い粉、実際は粉ではなく、柿霜(しそう)といって柿の糖分が表面ににじみ出て結晶化したものといわれます。
市販の干し柿のなかには、持つと手に白い粉がつくものがあるけれど、あれって柿の中から滲み出た糖分ではなくて、外から粉砂糖とかを添加しているものかと思われます。
だまされないようにしないとね。

この柿霜には粘膜を潤し、咳や痰を止める働きがあり、慢性気管支炎やぜんそくの予防に有効とされます。生柿は体を冷やすけれど、干し柿は胃腸を温めてくれるので冬に食べるのにぴったりです。

2014年2月9日日曜日

2月のイベント・ワークショップのお知らせ


今月開催予定のものです。よろしかったらぜひお越しください。

◎2月12日(水)ヨガ&薬膳 10:00~13:00
大好評のママ美ヨガの吉田雅南子さんとのコラボイベント、3回目になります。(http://ameblo.jp/aum-kana-shanthi/entry-11756316417.html
1時間ほどヨガをした後、少し薬膳のお話をして、お食事をいただきます。
お子さまを見てくださる方がいるので、お子さま連れで気軽に参加していただけます。
食後にはnagomiさんのヨガウェアなどの販売会もあります。
費用4800円(ヨガ&薬膳のお話、食事込み)

◎2月23日(日)味噌作りWS 10:00~12:00
玄米味噌、麦味噌、白味噌など、作りたいお味噌を作りたい量だけ作っていただけます。大豆は北海道の自然栽培もの。麹はマルカワ味噌(http://marukawamiso.com)さんの天然蔵つき麹をご用意する予定です。
*費用は味噌の種類と量によって異なるため、ご予約の際に何をどのくらい作りたいかお知らせください。
*材料の手配の関係上、2月15日までにご予約ください。

◎2月26日(水)離乳食&子どものごはん教室 10:00~12:00
お問い合わせやご質問をたくさんいただいているため、今後2〜3ヶ月に1回のペースで開催していきたいと思います。
アレルギーを起こしにくい離乳食の進め方や気をつけたいお母さんの食事、免疫力の高い体を作るためのポイントについてなどお伝えします。
費用2000円(デモンストレーションと簡単な調理と試食)

2014年2月4日火曜日

自家製かぶら寿司

金沢の名産「かぶら寿司」。
塩漬けした魚をかぶにはさんで、麹床に漬けて発酵させた「なれ鮨」の一種です。

何年か前、輪島に住んでいる知人にいただいて、その発酵した奥深い味わいに感動し、これは日本酒に合う!と、自分でも作るようになりました。


普通、漬けてから1ヶ月ぐらいで食べ切るようにといわれていますが、我が家のかぶら寿司は、すでに3ヶ月がたとうとしています。

お正月ぐらいにちょうど食べごろになるようにと、11月中旬にまずブリを下漬けしたのですが、日に日に味わいを増しています。

12月中は、まだまだ麹とかぶらがそれぞれ独立しているようなフレッシュな味わい。
お正月過ぎはだいぶ発酵が進んで、酸味が引き立ってきた感じ。ブリはまるで熟成した生ハムみたい。
そして、そろそろダメか、と思った1月下旬より、なぜか俄然うま味が増してきたんですよね。
麹とかぶとブリが一体となって、まさにとろけるようなうまさ。酸味もまろやかでいい熟成具合。
カビが生えたりしなければ、本来は冬の間中、保存しておけるものなのかもなぁ。

レシピも各家庭でそれぞれ異なるようですが、我が家流の作り方は、こちら。

1.ブリ1kgを1.2カップの塩で2週間ほど塩漬けする。
2.かぶ20個ほどを3%の塩で1週間ほど下漬けしたら、かぶの真ん中を横に切って、間にブリをはさむ。
3.昆布の細切りと赤唐辛子の輪切り、にんじんのせん切りと一緒に甘酒床(もち米と玄米麹と水で作ったもの)に並べる。表面はかぶと一緒に下漬けしたかぶの葉と、たっぷりの甘酒床で覆っておく。
4.そのまま2週間ほどおいたら食べ始められます。