2014年12月5日金曜日

自家製・和風ツナ

丸ごと一匹カツオを買ったとき、半身ぐらいで作るのが、自家製ツナ。

ツナといっても、オリーブオイルやたっぷりのハーブで作る一般的なものと違い、
私の作るのは思いっきり和風。

オリーブオイルの代わりに、ごま油を使い、ハーブ類の代わりに、山椒の塩漬けと、紫蘇の茎や葉や種などを使います。


山椒の塩漬けは、5〜6月頃に山椒の青い実をゆがいてアク抜きし、水にさらしてから塩漬けしておいたもの。
1年以上保存が効くので、大量に作っておいていろいろ使い回しています。

紫蘇は、秋になって庭先で枯れかけていたもの。
乾燥した茎や葉や種などを、そのまま利用します。
赤しそと青じそ、両方混じっていますが、乾燥するとどちらも変わりなし。
夏ならば、生の葉や茎を使ってもいいです。

この乾燥した紫蘇は、燃やすとい〜い香りがするので、わが家ではカツオの藁焼きではなく、カツオの紫蘇焼きとして、いぶすときにも使っています。

◉カツオの和風ツナ
【作り方】(カツオ半身の場合)
1.カツオに塩をふって1時間ほどおき、水気を拭き取る。
2.カツオを鍋に入れ、ひたひたのごま油を注ぎ、つぶしたにんにく2片、種をとって輪切りにした赤唐辛子1本、山椒の実の塩漬け10〜15粒程度、乾燥した紫蘇の葉や茎などひとつかみを加えて40〜50分ほど弱火でじっくり煮る。
3.冷めたらジップロックなどで保存する。

カツオが油から出ないように、中の空気をしっかり抜いて口を閉じるのがポイント。
翌日から食べられ、冷蔵庫で3〜4週間ぐらいもちます。


ちなみに、ごま油は「関根油店」の玉締め絞りを愛用しています。

一般的なごま油は、ごまを焙煎した後、強い力で圧搾するため摩擦熱によって高温になり、油が焦げて色も香りも濃くなります。そのため、わざわざ脱色、脱臭などの精製をして色や香りを調整した精製油になっているものがほとんど。

でも、玉締め絞りの場合、低い圧力で3日3晩時間をかけてゆっくりと常温で絞っているので、摩擦熱が発生しません。
余分な熱が加わっていないので酸化が防げ、香りも色もクリアで、すっきりマイルドな味わいになり、和洋問わず、どんなお料理にも合います。

2014年12月2日火曜日

雑誌「いいね⑨」で美肌レシピ紹介しています

クレヨンハウスさんで発行している雑誌「いいね。」

まるごと一冊ワンテーマの特集雑誌で、12月5日発売の9号目の特集は、
「いまの「わたし」が好きになるエンジングスキンケア」。


私はこの中の、「食べて肌を元気にするお悩み別レシピ」を担当させていただきました。
くすみ、シミ、しわ、たるみ、毛穴の開きなど、30〜40代の女性に多いお悩みに応じたお料理やおすすめの食材を紹介していますので、ぜひご覧になってみてください。


ほかにも、大好きな料理家・文筆家の高山なおみさんやガラス作家のイイノナホさん、オーガニックスペシャリストで美容家の吉川千明さんの記事など、興味深い内容が盛りだくさんですよ。



2014年12月1日月曜日

12月のイベントなど


今月のイベントなどのお知らせです。

◉12月20日(土)「お餅つき大会」10:00〜13:00ぐらい 
参加費:中学生以上500円 小学生300円、未就学児無料
毎年恒例のお餅つき。無農薬ほぼ無肥料の新潟産もち米を、直前に胚芽に精米し、かまどで蒸します。子どもからお年寄りまで、みんなで代わる代わる杵と臼でついていただきましょう。あんこ、きなこ、からみ大根、納豆、磯辺焼きなどをご用意する予定です。
*毎年、人数が多くなるので、マイ箸、マイ皿、マイコップなどをご持参ください。
申し込み人数が多い場合、申しわけありませんが先着順とさせていただきます。

◉12月25日(木)「しめ縄作りワークショップ」10:00〜13:00ぐらいまで 参加費:1000円(作りたい放題&お餅ランチつき)
葉山一色の森山神社に奉納する、地元産の藁の一部を分けていただき、しめ縄やお正月飾りを作ります。いくつ作っても構いません。炭火で焼いた磯辺焼きのお餅付きです。

◉「和の薬膳教室」は、単発や体験での受講も可能です。
基礎編:毎月第1土曜、第2水曜
応用編:第2金曜、第3水曜、第3金曜
*なお、12月は基礎編のみになります。詳細はお問い合わせください。

2014年11月26日水曜日

ヨガ薬膳vol.7

7回目となるヨガ&薬膳のイベント「薬膳とヨガと綺麗な体」が無事、終了しました。


今回のテーマは「アンチエイジング」でしたので、腎を補う食材たっぷりです。
メニューは
・椎茸と春菊のりんごみぞれ和え
・さといものクルミ味噌煮
・えび団子
・黒豆山芋ごはん
・カリフラワーの白味噌汁
・大学ごぼう

お料理の写真しかないのが残念ですが、今回もとっても賑やかで楽しいイベントになりました。

お越しくださったみなさま、どうもありがとうございました。

次回は1月28日(水)「大人向けのヨガ&薬膳」になります。
*お子さまと一緒ではないので、しっとりゆっくりお楽しみいただけます。



2014年11月21日金曜日

和の薬膳・症状編「便秘・下痢〜大腸のトラブルの薬膳」


和の薬膳・症状編の11月のテーマは、便秘や下痢などの大腸のトラブルでした。

中医学では、便秘は大元の原因によって、
(1)熱秘(腸内に過剰な熱がたまって起こる便秘)
(2)気秘(ストレスなどによる気の停滞による便秘)
(3)虚秘(エネルギーや血の不足による便秘)
(4)冷秘(冷えによる便秘)
の4つに分類します。

よくいわれる「食物繊維をとったりして便通を促す」というのは対処療法で(もちろんこれも大事)、便秘になる根本の原因を治すことが大切です。

というわけで、4つのタイプ別に、便秘に効果のあるメニューを考えました。


快便のナナちゃんですが、食べたそう〜。


メニューはこちら。
・白菜と春菊のみかん和え[熱秘・気秘タイプに]
・厚揚げと玉ねぎのおやき[気秘・冷秘タイプに]
・さつまいも饅頭のきのこ餡[気虚秘タイプに]
・百合根と梅干しのごはん[気秘タイプに]
・ピリ辛にら汁[冷秘・血虚秘タイプに]
・大学ごぼう[気虚秘・熱秘タイプに]

百合根のごはんは、ほっくほく。この時期ならではの味わいです。
みかん和えもシンプルな味付けですが、気がぐんぐんめぐっておすすめ〜。
さつまいも饅頭は、みんなが大好きな味わいですね。
大学ごぼうは、ごぼうのうま味が強くて、さつまいもバージョンよりも好きかも。

一方、下痢は「脾腎陽虚(脾と腎を温める力の弱い人)」「脾胃気虚(脾胃の働きの弱い人)」の体質の人がなりやすく、そのほか、「精神的ストレス」や「脂っこいもの、冷たいもの、甘いもの、辛いもの、アルコールの摂り過ぎなど」でも一時的な下痢を招きます。

下痢のときは、とにかく症状がおさまるまで無理して食べず、おさまってから消化の良いもの、温まるものから口にしていきます。


次回、1月の症状編のテーマは「アンチエイジング〜老化防止の薬膳」です。
(*12月はお休みです)

2014年11月17日月曜日

FM横浜

本日、17:36〜のFM横浜「神奈川お出かけグルメレポート」に出演しました。

4分〜6分ぐらいの番組の中で、昔ながらの道具を使って一品作ることに。

そこで、ほうろくとすり鉢とすりこぎを使って、ほうれん草の胡麻和えを作りました。

4分で終わるはずが、あっという間に6分超。

あ〜、生放送って難しいな〜。

詳細は、FM横浜のブログに載っておりますので、ぜひご覧になってみてください。
http://blog.fmyokohama.jp/gourmet/

2014年11月1日土曜日

米あめ作りワークショップ

先日、「米あめ作り」のワークショップを開催しました。

募集を開始してから、あっという間に満席になったので、それだけ砂糖を使うことに戸惑いを感じている人が多いようです。

まずは「米あめとは」というお話から、「砂糖と米あめの違い」「米あめのメリット」などの座学から。


そのあと、一晩発酵させた米あめの元を、みんなで大鍋3つで煮詰め作業。1時間ほどくつくつ煮込んで完成です。

よく「甘味料は何を使ったらいいですか」と質問をされますが、私は以下の順がいいかなと思っています。(本みりんはお酒に入るので除いて)

1.甘酒(発酵食品・体を温める性質・栄養価が高い・消化速度がゆっくり)
2.はちみつ(温性・栄養価が高い・消化速度がゆっくり)
3. 米あめ(温性・ミネラルを含む・厳選した原料で手作りできる)
4. てん菜糖(ミネラルを含む・無農薬のものがほぼ皆無)
5. 黒糖など精製度の低い砂糖(寒性・ミネラルを含む・重金属やアク成分などを含有しやすい)

1歳半ぐらいまでの子どもには、甘味料は使わないほうがいいと思いますが、2歳近くなってくると、だんだん大人が口にしている甘い匂いに興味を示すようになってきます。
そんなときは、甘酒や米あめぐらいの優しい甘味で対応できればと思います。

ただ米あめ(麦芽糖)も糖類としては砂糖と同じ二糖類。
体のなかで簡単に分解されて吸収されるので、ミネラルが多くて栄養価が高いとはいえ、過信して取りすぎないようにしないとね。

2014年10月29日水曜日

11月の教室・イベントなど


◉11月16日(日)「ぬか漬け教室」10:00〜12:00 費用2500円
無農薬の米ぬかを使ったぬか床を一から作ります。気温が低下するため、今シーズン最終です。次回は3月下旬ごろの予定。


◉11月28日(金)「豆腐+αワークショップ」10:00〜12:00 費用2500円
葉山の地大豆・たのくろ豆(乾燥が間に合わない場合は、北海道の自然栽培大豆を使用します)を使い、大豆から豆腐、豆乳、おから、油揚げを手作りするワークショップです。その場で試食+お持ち帰りもあります。

◉11月26日(水)「ヨガ薬膳」10:00〜13:00ぐらい 費用4800円
ママ美ヨガ」を主宰する吉田雅南子さんとのコラボイベント、6回目です。お子さま連れでご参加いただけます。
毎回、人気の企画ですので、お早めにお申し込みください。

◉「和の薬膳教室」は、単発での受講も可能です。
基礎編:毎月第1土曜、第2水曜
応用編:第2金曜、第3水曜、第3金曜
*詳細はお問い合わせください。

 ◉なお、11月8日(土)・9日(日)湘南邸園文化祭参加企画打ちたて蕎麦と旬の味覚を愛でる会」は、おかげさまで満席となっております。

2014年10月19日日曜日

和の薬膳・症状編「呼吸器疾患〜咳・痰・喘息」

和の薬膳・症状編の10月のテーマは、咳や痰、喘息などの呼吸器疾患でした。

中医学では、咳や痰、喘息などは体内の余分な水分を排出するための反応ととらえます。
そのうえで、「体の中に熱がたまっているタイプ」か「体が冷えているタイプ」か「気が足りないタイプ」かなど、原因となるタイプ別に分けて考えました。

ごはんと汁の位置が逆になってる〜。

料理も「熱タイプ」「寒タイプ」など、それぞれに対応するものを作りました。
メニューはこちら。

・桑の葉茶
・柿のきぬた巻き
・かぶの含め煮ゆばあん
・揚げいちじくの胡麻あん
・ぎんなんごはん
・れんこんすり流し
・栗の白きんとん

呼吸器疾患によいとされる食材尽くしですが、今回はなんといっても、いちじくのお料理が最高〜においしかった(自画自賛ですが)。
いちじくってお菓子だけじゃなくってお料理にもいろいろ使えます。
甘さと酸っぱさが絶妙で、独特の風味があって、私は生で食べたりケーキに入れたりするよりも、料理に使うのが好き。

柿のきぬた巻きも素朴だけど、生姜ソースが決め手です。
今回もせべておいしくいただきました。

11月のテーマは「大腸のトラブル〜便秘・下痢・過敏性腸症候群など」です。
第3水曜、第3金曜にお待ちしています。

2014年10月6日月曜日

神奈川新聞

10月4日発行の神奈川新聞の「iバザール」というコーナーにて、「和の薬膳教室」や「ぬか漬け教室」をご紹介いただきました。

「楽しく学ぶ和の食文化」というテーマで、写真も大きく取り扱ってくださっています。
お寿司屋さんの教室や鰹節の教室なども載っていました。
ぜひご覧になってみてください。


2014年10月1日水曜日

しその実の塩漬け

なんとも写真が暗くてわかりにくいのですが、しその実の塩漬けです。
*ほんとはもっと緑色です。



毎年、庭や畑で大量にできる青じそと赤じその実を集めて、塩漬けしたもの。

1.しその花が最後の1、2個残っている頃がちょうど摘みどきで、その頃を待って穂を摘み取ります。
2.摘み取った穂をよく水洗いし、種をしごいて取ります。
3.約12%の塩を全体にまぶして、しその実と同量の重石をして漬け込みます。
4.3日ぐらいして水があがってきたら水を捨て、表面に薄く塩をまぶしてラップなどで覆い、そのまま漬け込めばOK。
5.2〜3日で食べ始められます(私は1ヶ月ぐらいおいてから食べ始めます)。

おにぎりの具にしたり、寿司飯に混ぜたり、福神漬けにしたり、ドレッシングに加えたり、サラダのトッピングにしたりと、いろいろ使えます。
冷蔵庫で1年間は保存できるので、使い切る頃、またその年のしその実を摘んで新たに作ります。

2014年9月30日火曜日

10月の教室・イベント


◉10月5日(日)「観月の音の葉コンサート」 13:00開場 13:30開演 会費3500円
笛奏者の雲龍氏とディジュリドゥ奏者の稲垣遼氏、言の葉創者の渡辺直加氏の3者による音と語りのコンサートです。月を感じるお茶つき。

◉10月22日(水)「米あめ作りWS」10:00〜12:00 費用2000円
昔ながらの発酵甘味料「米あめ」を手作りしましょう。
砂糖のように体を冷やしたり、ミネラルを奪ったりすることもなく、安心して使える甘味料です。材料はすべてオーガニックまたは無農薬です。

◉10月24日(金)「ぬか漬け教室」10:00〜12:00 費用2500円
ぬか漬け作りには最適な気候になりました!

◉10月28日(火)←日にち変更しました。正しくは29日(水) 
「離乳食と子どものごはん教室」10:00〜12:00 費用2000円
アレルギーを起こしにくい離乳食の進め方や、免疫力の高い体を作る3歳までの子どもごはんについての教室です。デモンストレーション中心ですので、ぜひお子さまと一緒にご参加ください。

◉「和の薬膳教室」は、単発での受講も可能です。
基礎編:毎月第1土曜、第2水曜
応用編:第2金曜、第3水曜、第3金曜
*詳細はお問い合わせください。

2014年9月25日木曜日

ヨガ薬膳Vol.5

ママ美ヨガの吉田雅南子さんとのヨガと薬膳のコラボイベント、5回目でした。


ヨガをした後、薬膳のお話を少しして、みんなで配膳。
 ずらっとお膳が並んだ様は何度見ても圧巻です!
日本の様式美を感じます。

料理もモリモリで、野菜だけですが、お腹いっぱいになること間違いなし。

次回は11月26日(水)。
毎回キャンセル待ちの出る人気の企画、お早めにお申し込みください。


2014年9月19日金曜日

和の薬膳・症状別「美肌」

今月の「和の薬膳・症状別」のテーマは「美肌」。

中医学では、とくに肌と関係の深い臓腑は「肺・大腸」と考えます。

「肺」が乾燥したり熱を帯びたりすると、皮膚(中医学では皮毛という)も乾燥してシワができやすくなったり、つやがなくなったりします。

また「大腸」の働きが悪くなると、皮膚にもその影響が強く表れます。
腸内細菌が悪玉菌優勢になっていると、便秘がちになって毒素がたまります。毒素は腸管から再吸収されて血液を通して全身に運ばれ、皮膚に吹き出物や湿疹として表れるのです。




そこで今回は、
1.活血・補血食材
2.大腸活性化食材
3.補腎食材(腎の衰えは肌の老化につながります)
4.抗酸化食材
5.潤い食材と収斂食材(秋の乾燥や夏の汗のかきすぎによる毛穴の広がりを抑える)
を使って、メニューを考えました。

メニューはこちら。
ゆばとこんにゃくのごぼうみそ
・れんこんと白きくらげと落花生のぶどう和え
焼きなすの辛味ソース長芋おろし
かぼちゃはとむぎごはん
モロヘイヤ汁
西大后のくるみ汁粉

直前まで悩みに悩んだ献立でしたが、できあがってみるとなかなかの好評。

みんなで手作りしたゆばは、甘くてとろ〜りなめらかでついつまみたくなるおいしさだし、ごぼう味噌は、ごぼうの香りが引き立っていろいろ使い回したくなる味わい。

落花生のぶどう和えは、地味かな〜と思っていたけれど、「何とも絶妙な組み合わせ〜」「箸が止まらなくなる」と、大好評。

なすの辛味ソースは長芋がよく合って、これまた人気の一品。

そして、くるみ汁粉。これはもう、誰もが好きな味ですね。
くるみたっぷりでほんとに贅沢。

野菜や穀物だけですが、食べごたえ満点。
食後は何となく肌がしっとり潤ったような気がしたのは気のせいでしょうか?早すぎ?
でも、お通じは間違いなくいいはずです!

さて、来月の症状編(第3水曜と第3金曜)は、「呼吸器疾患〜咳・痰・ぜんそく」です。





2014年9月17日水曜日

離乳について

離乳(卒乳)の時期ややり方って、本当にいろいろのようです。

よく「3日3晩、泣かせてなんとかやめさせた」とか、
「おっぱいに辛子をぬって嫌いにさせた」なんて話を聞いたりするのですが、
できればもっと温和な方法でスムーズに離乳させられたらいいな〜と思っていました。

で、私は次のタイミングで離乳することに。
・母親/母乳の出がかなり減ってきた。
・子ども/「おっぱいがなくても大丈夫」と、理解できるようになった。
母親と子ども両方が、上の条件に合ったときが離乳のタイミングと判断しました。

まずは昼間のおっぱいからやめてみることに。
今までは、眠くなるたびに「おっぱい〜」とせがんできていましたが、
「そろそろおっぱいとバイバイしようか。もうおっぱいなくても大丈夫だよ。ねんねできるよ、大丈夫」と話をすると、「あ〜ん」と絶望的な嘆き声をあげるけれども、だっこしていればすぐに寝息を立て始めました。
この繰り返しで、昼間のおっぱいはすぐに卒業。

夜、寝る前のおっぱいも、同じ感じですぐにサヨナラできました。
夜中に起きたときのおっぱいは、その後も3〜4日はあげていましたが、思い切ってやめてみたら、案外グズることもなく、起きてもすぐに寝入り、こちらが拍子抜けするぐらいでした。

こんな感じで、子どもが泣き叫ぶこともなく、母親はおっぱいが張って痛むこともなく、お互いにスムーズに離乳が完了しました!

2歳とちょっと。ほんとにちょうどいいタイミングだったのだと思います。
人それぞれ、ベストのタイミングというものがあるのですね。

*食べ物のこととは関係ないのですが、感慨深いので書いてみました。


2014年9月8日月曜日

青唐辛子で「唐辛子味噌」と「三升漬け」

8月から9月にかけて、青唐辛子が旬を迎えます。
でも、最近は「辛すぎてあんまり売れないから」という理由で、スーパーや八百屋さんではほとんど見かけなくなりました。

代わりに増えているのが、辛くない「甘長とうがらし」や「万願寺唐辛子」など。
ふだん料理に使うには適しているけれど、保存食を作るには、あのビリビリとした刺激的な辛さが必須。

産直のお店などで青唐辛子が出回るのを待って、毎年作るのが「青唐辛子味噌」と「三升漬け」。
一度作っておけば1年はもつし、いろいろ使い回せてほんとに便利なので、絶対に欠かせません。
写真がヘタくそ〜。わかりにくいですが、右が三升漬けで、左が青唐辛子味噌。

三升漬けは、文字通り青唐辛子と醤油と米こうじを一升ずつ、合計三升漬け込んだもの。家庭では三升も食べきれないから、わが家では700gずつ漬け込んでいます。
ただそれだけ。ほんとに簡単。
私は1ヶ月ぐらい寝かせてから使います。
常温保存でOKです。

青唐辛子味噌は、青唐辛子20本程度を、種をとってみじん切りにし、ごま油で炒めます。酒大さじ3、みりん大さじ3を加えてアルコールを飛ばし、みそ1カップを加えたら火を消して練り混ぜれば完成。
こちらは冷蔵庫で保存し、2週間ぐらい寝かせてから使い始めます。

三升漬けはお肉や魚の漬けだれにしたり、湯豆腐や冷や奴のたれにしたり、青唐辛子味噌は麻婆豆腐に加えたり、炒めものには万能に使えて、ちょっと加えるだけで味が引き締まるので本当に重宝します。

2014年9月3日水曜日

9月のイベント・教室など


◉9月21日(日)「ぬか漬け教室」10:00〜12:00 費用2000円
週末を希望される方が多いので、今月は日曜開催にしました。平日来られない方はぜひこの機会に。

◉9月24日(水)「ヨガ&薬膳vol.5」10:00〜13:30ぐらい 費用4800円
ママ美ヨガ」を主宰する吉田雅南子さんとのコラボイベント、5回目です。お子さま連れでご参加いただけます。
今日から受付スタートしました。毎回、人気の企画ですので、お早めにお申し込みください。

◉「和の薬膳教室」は、体験や単発での参加も可能です。興味のある方はご連絡ください。
第1土曜、第2水曜、第2金曜、第3水曜、第3金曜 
いずれも10:00〜14:00ぐらい 費用4500円(単発の方)

それから、少し先のイベントですが、11月9日(日)には「湘南邸園文化祭」参加企画の「打ちたて蕎麦と旬の味覚を愛でる会」を開催いたします。
詳細はこちらをご覧ください。
残席が少なくなっておりますので、お早めにお申し込みください。

2014年8月25日月曜日

8月の掲載情報

8月は1ヶ月ほど教室などをお休みさせていただきましたが、あれこれ掲載はしていただいてますので、ぜひご覧になってみてください。

●8月2日(土)日経プラス1で甘酒レシピ紹介しています。

●8月4日(月)テレビ朝日グッドモーニングで「ぬか漬け教室」が紹介されました。

●8月19日(火)テレビ東京「昼めし旅」でうちのいつものお昼ごはんが紹介されました。

2014年8月5日火曜日

クーヨン9月号

クーヨン9月号では「朝昼晩のからだのリズムに合った食材ですこやかに 」というテーマで、朝昼晩それぞれのおすすめ食材を紹介しています。



たとえば、朝は排泄・解毒の時間なので、それを助ける発酵食品や繊維の多い食材(例:納豆、味噌、海藻など)をとるようにします、などなど、参考になれば幸いです。

ぜひお手に取ってみてください。

2014年7月23日水曜日

しば漬け作りワークショップ

このブログの中でも、最もアクセス数の多いのが「本格しば漬け」。
この日はそのしば漬けを作るワークショップを行いました。

作る工程はとっても簡単。
まずはみんなで京都の大原から取り寄せた無農薬の赤しその葉を丁寧に取ります。
しその量がかなり多いので、みんなでおしゃべりしながらのんびり作業。
部屋中にしその香りが広がります。
あとは、切ったなすと塩を合わせるだけ。


2週間もすれば、こんなにきれいに色づいたしば漬けができあがります!
夏はしば漬けのツンとするような酸味が欲しくなるんですよね。

残ったしその茎や枝は、赤しそジュースに。
茎や枝だけでも、十分色鮮やかで濃厚なジュースができます。
汗をかいた後はやっぱりこれだね。

2014年7月16日水曜日

和の薬膳症状編「冷え・低体温」

7月の「和の薬膳・症状編」のテーマは、「冷え・低体温」。
真夏ですが、薄着で冷房の中過ごしたり、冷たいものや生ものを摂り過ぎてしまいがちな夏こそ、冷えに注意しなければならない季節です。


冷えにもいろいろな原因とタイプがありますが、気や血や水の「滞り」による冷えタイプと、気や血や陽気の「不足」による冷えタイプの、おもに2つに分けて考えました。

メニューはこちら。
生姜陳皮蜂蜜茶
長芋のしそ巻き 桃と梅肉ソース
・かぼちゃの桂皮揚げ
エリンギとれんこんの陳皮炒め
乾姜粥 にらと干し貝柱のあんかけ
桃と黒米と甘酒のプリン

体を温めたり、気や血を補ったり、流れをよくしたりする食材たっぷりで、どちらのタイプの冷えにもおすすめのメニューになっています。
乾姜や桂皮、陳皮など、気軽に利用できたり自分でも作れる生薬なども取り入れてみました。
食べ終わる頃には内側からぽっかぽか、体温が上がったみたい。