2013年10月17日木曜日

10月の薬膳・応用編

昨日は「和の薬膳・応用編 二十四節気の食養生」でした。

今月の二十四節気は「寒露」と「霜降」
この時期は、「脾胃の疲れを癒し、秋の乾燥に備える」食養生になります。


毎月、どんなメニューにしようか頭を悩ませ、何度も試作し、教室の前日まで決まらないこともしばしば。ときには当日、急遽変更したりすることも。
基礎編よりも少し凝った料理も作りたいけれど、とはいえ日常生活で取り入れられなければ意味がないし。
このクラスはベジ対応メニューになっているので、野菜だけで食べ応えや見栄えがするようにアレンジしなければならず、それも悩みどころなのですが、でもそれはそれで楽しいし、勉強にもなるわけです。

というわけで、二転三転して決まったメニューがこちら。

・柿と春菊の白酢和え
・柿釜の里芋くるみ味噌
・秋の実のはす蒸し
・むかごごはん
・粟麩の菊花汁
・本格杏仁豆腐

柑橘酢と柿がよく合います。

柿を焼くと、皮まで食べられるんです!
根菜にれんこんのすりおろしをふわりとかけて。れんこんってほんとに旨味が強くておいしいですね。
焼いた粟麩が香ばしい。
一般的には、杏仁霜やアーモンドパウダーを使ったものが多いけれど、これは本物の杏の仁を使った本格的な杏仁豆腐です。牛乳や生クリームは使っていないけれど、杏の香りが際立ってなめらかでほんとに美味です。

一見、手の込んだ料理に見えるけれど、一つ一つは見た目以上に手軽にできるものばかりです。
胃腸にやさしく、乾燥をうるおす献立でした。

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